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羽村 カイロプラクティック改善には栄養も必要です

2018/11/11
ゆがみ画像

体内に存在するカルシウムのうち、99%は骨と歯に蓄えられています。残りの1%は、機能性カルシウムと呼ばれ、血液中に溶け出して、神経伝達を助けるという非常に重要な機能を果たしています。機能性カルシウムが不足すると、神経伝達が鈍くなってしまいますから、生命の危機を意味します。そこで、危険信号を発するホルモンが骨や歯のカルシウムを溶かし、血液中に送り出します。しかし、このときホルモンは、必要以上のカルシウムを溶かしてしまうことがあります。すると、血液中に流れ出した余分なカルシウムが体中の細胞に沈着してしまい、ガン、脳卒中、動脈硬化、白内障などの病気を引き起こすことがあります。カルシウムが不足しているがゆえにカルシウムが悪さをする。このことを俗に『カルシウムパラドックス』といいます。食事から十分なカルシウムをとることが大切なのです。

骨格の質を高めるコンドロイチン

骨の強さは、『骨密度(≒硬さ)』と『骨質(≒しなやかさ)』で決まります。硬さをもたらすのが主にカルシウムやリン、しなやかさをもたらすのがコラーゲンと呼ばれる物質です。骨の約80%は主にカルシウムとリンからできています。残りの20%はコラーゲンです。そしてカルシウムとコラーゲンをしっかりと結びつける役割をしているのが、ムコ多糖体と呼ばれる物質です。骨と骨をつなぐ関節を構成する軟骨も、主にコラーゲンとムコ多糖体からできています。ムコ多糖体は関節を保護する滑液の中にも豊富に含まれています。ムコ多糖体が不足すると関節がなめらかに動かなくなってきます。そしてムコ多糖体の代表選手のような物質が、サプリメントなどでおなじみのコンドロイチンです。カルシウムやコラーゲンだけでなく、体中の細胞の一つひとつを結びつけ、血液から受け取った栄養や酸素を運搬する役割も果たします。栄養が足りないと肩こり、腰痛もでやすくなるので日頃から意識してとった方がいいです。