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羽村カイロプラクティック 人はなぜ眠るのか

2018/11/12
人はなぜ眠るのか

人が寝る目的の一つは、疲れをとるためです。脳を休める、筋肉を休める、そして関節も休めています。人体には、寝ている間に体を修復する機能があります。そのために大きな役割を果たすのが、成長ホルモンです。睡眠には大きく分けて2種類あります。『ノンレム睡眠』と呼ばれる深い睡眠と、『レム睡眠』と呼ばれる浅い睡眠です。それぞれに意味があります。『レム睡眠』の最中、脳は記憶の整理などを行っています。夢を見ることがあるのも『レム睡眠』の最中です。そして成長ホルモンは、主に、『ノンレム睡眠』の最中に分泌されます。つまり、人は、深い眠りについているときに、体を修復しているのです。カイロプラクティックの施術や体操で骨のゆがみを戻してもそれだけではダメ。しっかりと深い睡眠をとることで傷んだ関節や筋肉が修復され、健康な体に近づいていきます。

いい姿勢で寝ると睡眠の質が上がる

飛行機のエコノミークラスでいくら寝ても、疲れはとれませんよね。質の高い睡眠を得るコツは、いい姿勢で寝ることです。いい姿勢とは、立っているときと同様に、背骨が生理的なS字カーブを描いている状態です。いい姿勢で横になっていると、全身の筋肉がリラックスし、血行が良くなるので、副交感神経が働き出し、寝つきが良くなります。しかもいい姿勢のまま寝ていると、そのまま早く深い眠りに入ることができます。そこで成長ホルモンが分泌されるわけです。さらに、いい姿勢で寝ていれば、血の巡りも良くなるので、脳で分泌されたホルモンが体中に行き渡りやすくなります。また、いい姿勢で寝ていれば、背骨を通る神経の通りも良くなりますから、体全体の調子を整える自律神経の働きもスムーズになります。いい姿勢だと逆に寝つけないという人は、すでに背骨が歪んでしまっている可能性があります。いい姿勢で寝ていれば、記憶力、集中力が上がることもあります。肩こり、腰痛改善にも睡眠環境は大切ですね。